友人からもらったものを、ここに記しておきます、ありがとう
2021年 03月 10日
「ある人が『朝の光の中で雑貨を撮ると優しい感じになる』と。
そうかいなと思って写真を一枚撮った。」
*********
FBに書かれ残された言葉。
本の中に出てくる私の言葉を思い出してくれたらしいのです。

「カナリヤ手帖」「雑貨店おやつへようこそ」の2冊の本を作るにあたって
手伝ってくれた友人 金野靖さんが昨年亡くなりました。
このことをここに書こうかどうしようか迷い
ずっとモヤモヤしていました。
けれど、彼に教えてもらったことを
お伝えしたいと
ようやく1年たって言葉にできる時期がきたようです。
わたしが店をやろうと思ったとき、
「トノイケさんならできますよ」
と言ってくれ
本を書こうと思ったときは
「私にできることならいつでも手伝いますよ」
と言って、校正を手伝ってくれました。
私も彼も筆まめだったので、20年間ずっと
2~3週間に一度というハイペースで
ハガキのやりとりをしていました。
もらうハガキはいつも
「読んでくれておおきに~」
という言葉でしめられていました。
応援してくれる人がいること
できると信じてくれること
年下の私には色々言いたいことがあったはずだと思いますが
アドバイスは聞いたことがありません。
何も言わずにただ見守ってくれました。
それがどんなにうれしく
どんなに私の力になっていたことか。
だから
今でも彼にこころの中で手紙を書いています。
そして
ああ、こんな時きっと金野さんなら
「トノイケさんなら大丈夫」
って言ってくれるんだろうなあと
勝手に返事を予想して、過ごしています。
今まで、ありがとう!
そしてこれからも。
あなたはわたしの人生の一部になって
生き続けています。
もらったものを大事にしながら。