昨日、近松素子さんに
この版画、絵はどのように作られているのか
技法ではなく、内側の発想の源とプロセスをお聞きしました。
Q 1 )ものづくりされるとき、どんな風にスタートされるのでしょうか? A)今回、みんなで決めたタイトルが「なまえのないもの」だったので、
そのキーワードから また言葉を広げていいくんです
「なまえのないもの」と問われて
「なまえは今、なくとも、 自分の中にはある」 と。
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連想するキーワードを文字で書いていく
広げたあと
取捨選択して そぎ落とす
↓
それに基づいて大まかな スケッチをする
(本人曰く、スケッチとよべるようなものではないらしい、、、、^^;)
↓
版を作る
↓
出来上がった版を見ながら
色を決めて
↓
プリントする
↓
できあがった作品から
↓
タイトルを決める
銅版画でありながら、
最初はキーワードから入り、最後も文字で終わるという
そのプロセスに驚きました!!!
いや、これ、感動というか共感というか。
わたしもよくやる手法です。キーワード出し〜!
彼女の造形、言葉のチョイス、微妙な色あい、鮮やかな色合い、
すごく好きなのです!!!
すみません、興奮しすぎですね。
近松さん↓
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Q2)「描けない」「発想がうまくできない」時は?
A) そのものから離れる
音楽を聞いたり、
製作からちょっと離れることが多いですね。
物づくりをされる方のヒントになるのでは!?
わたしはおおいに参考になりました。
近松さんのインタビューの一部を公開いたしますね。
「いい意味でいつも自分を裏切りたい」
と言われていた近松さん。
今回はどんな裏切りがあったのでしょう。
そぎ落とされた作品だからこそ、みた人は自由にここから
出発することができる。
居心地良い、わたしのプラットホームのような作品たち。
気持ちがデコボコしていても平らにしてくれる絵です。
一人でも多くにこの心地よさを味わっていただきたいと思っています。
25年前、わたしトノイケは、詩をを書いていました。
そのとき、出会ったのが近松さんの作品。
「詩のようだな、、、」
それからずっと大好きなんです。
「なまえは今、なくとも、 自分の中にはある」
答えはいつも自分の中にある。
近松さんの言葉は、わたしの中でそう聞こえました。
混沌とした世の中で、わたしはこれからどうしていくのか、
自分を信じようと力がわいてきます。
展示は 12日まで。
文章・聞き手;トノイケミキ
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