久しぶりに会った友達に近況を話すと
「え~トノイケが ステージママみたいなことやってるんや!」
ステージママとは、マネージャーのように子どもの芸能活動をサポート する母親のことですが、スポーツをやっている子どもの親はマネージャー的存在。トレーナーでもあり、栄養士でもあり。
私の生活がこのように一変するとは思ってもいませんでした。
お客様より副店長の愛称で親しまれている子どもが好きなのは、工作や絵を描くことと本を読むことでした。4年までは。
ところが地域の先輩たちの走っている姿を見てかっこいい!私もああなりたい。
去年、まわりから
「意外~!」
と言われてながら陸上部に入部。
特に短距離は速くなかったのですが、中距離を走らすとなかなかの結果。
しばらく本人も楽しくトレーニングしていましたが、
すぐに故障しました。
ほかのメンバーの環境を聞くと以前他のスポーツをやっていた、もしくは別のスポーツを現在も続けている人が9割以上。
スポーツをやったことのない人はほぼうちの子どもだけでした。
急に激しいことをしたのだから、無理もないですね。
故障なく走るためにはどうすればよいか。
体を改造していくために二人三脚の日々がはじまりました。
病院もいろいろまわりました。
何が原因か調べて、やれることは全部やろうと。
続けていたピアノをやめて、水泳に切り替え、体幹を整えるためのトレーニングもプラスしました。
私も仕事をいれがちだった日曜日も、大会に連れていくために休みにしました。
でも私は一度もやりなさいと言ったことはなくて
それをただ応援するために、私もまた選択し、
マネージャーの仕事を引き受けました。
「子どもの試合の応援があって…」
そういうのはなんだかかっこわるいと思っていたところがあったのですが
食いしばってがんばっている姿を目の当たりにしたら
それを応援したくなるのが自然な気持ちです。
こういうことだったんだ。
ステージママ的サポーターの気持ちがわかったと同時に
スポーツをするということは人生の凝縮のようで
山あり谷ありであるということを知ったこの1年半です。
昨日も駅伝の大会があり
はじめて区間賞をもらいました。
掲示板を一目みて 見て、一目散に後ろにいた私にタックル。
「よくがんばったね」
ぎゅっと抱きしめました。ひとしきり泣くと、
涙をふいて友達のもとへ帰っていきました。
副店長の陸上部生活ははじまったばかりできっとまだまだ続きます。
命がつきるまで、あなたのサポーターでいますよ。
私の親がそうしてくれているように。
これからも時折、部活や地域の倶楽部チームや水泳のことを書くと思いますが、どうぞよろしくお願いいたします~
さあ、わたしもがんばろう!
自分の仕事を。