今さら気付く、イシイリョウコ作品の真実と誰も真似できないこと
2016年 10月 25日
このコ、女の子だと思っていたんですよね。
帽子をかぶっている…
確かに「帽子をかぶっている女の子」ではあるんですが…
どんぐりの帽子でした。。。。
下の茶色いのはドングリ本体かあ…
どんぐりの中からこんにちは!なブローチ。
いえ…イラスト原画と言うべき作品です。
彼女の作品は、まず土台を手縫いで作り、
綿詰めをしてから、
彩色をします。
こんな細くて小さい作品、
どうやってひっくり返したんかなあ。
大きく見えますが、3.5cmほど。。。
それがいつも不思議。
この型は作りにくいからやめておこう という技術や時間というコストから入るのではなく、
おもしろい造形だから 作りにくくてもやろう という アート性や無二なところを重視して
製作をするところが、すごい。
プロやなあって思うんです。
製作の技法のみは、真似できます。
ただ、ものづくりに関する心意気、彼女の中の精神性までは誰も真似することはできない。
私はこの小さな作品にこめられた内側の広がりを、
いつも感じています。