昨日のこと、トノイケさんの休日（長いのですみません）

昨日の定休日は、
いつもなら子供のピアノのレッスン…ですが…
先生が風邪でダウンということで
急にお休みになりました。

ピアノのレッスン後もしかしたら行けるかも…と思っていた
友人の個展が
「こ、これは行ける♡」
と確定的になったのですが…

娘が…
「いや！友達と遊びたいの！！！」
断固拒否。
「いやなのか…
帰りにおいしいもの食べて帰ろうか？」
「いや！！！」

なんでやねん〜
昨日言うてたやん！今日行くって。

そっかいやなのか…
しょぼくれてうなだれておりました。
「あなたの遊びたいのはわかる。
友達に会うのは楽しいよね。お母さんもお友達に会うのが楽しみなの。
去年は会えなかったから、今年は会いにいきたいな〜と思っていた。

あなたはお友達に明日も会えるよね。
お母さんは、お友達に会えるチャンスが１年に一度きりしかない。
だからついてきてほしいけど、
あなたがどうしてもいやだというのなら、置いてはいけないから…やめておく」

彼女は悩んでいたようです。
葛藤していたようです。
持っていきようのない怒りというか
遊びたい気持ちと、お母さんの気持ちをなんとかしてあげたいという気持ち。
２つを天秤にかけておりました。

「じゃあ、はやくいって
はやくかえってこよう！！！帰ってきたら遊べるかも」
「じゃあ今日はお母さんとお出かけする」
「ほんと！！！うれしい！ありがとう」
あ〜キレなくてよかった。
これで「なんでよ！！！」なんて言ったら
もう1mmもチャンスはなくなってしまうもの。

でもすごく機嫌がななめでした。
その上、電車が　紅葉の季節で異常に混んでいて。
「しんどい〜」だの「気持ちわるい」だの…
１人で行くと大阪は近いのに、子連れには遠く果てしなく感じます。。。。

南方の駅についたら
飛行機が飛んでいるのが見えました。
久しぶりに間近で見る飛行機。
「うわ〜〜〜飛行機！！！おおっきい！」
彼女のテンションがようやくマイナスから０にさしかかった模様。
「ここ、まえにもきたことがあるような気がする」
「来ているよ。２年前にも一緒にきたよ。
着いたらお母さんのお友達にこんにちは言えるかな」
「言えるよ」

２年前は入れなかったギャラリー。
娘は極端にはじめての場所を躊躇するのです。
でも今回は入れました。
行った場所はこちらです。海月文庫さん。

中に入るとたくさんの絵が、
本当にたくさんの絵が並んでいました。
絵を順番に見て、
半分くらい眺めたとき（まだ５分ほどしかたってないのに）
「もうかえろうよ」と私にささやきました。

なんでやねん！今きたばっかりやろ…
と思っても絶対に口に出しません。
「本よもっか！」

中川さんの絵本がずらりと並んで
そのうち私が読みたかった本が３冊ありました。
それを１冊ずつ読んで
「おもしろかったのはどれ？」
「これや〜〜〜！これおもしろい！！！めちゃくちゃおもしろい！！」
（いや、どの作品も想像をはるかにこえていて
めちゃくちゃよかったんです！！！）

彼女が選んだのはこれ。


「どこがおもしろかったんかおしえて！」
中川さんの質問に
「だって〜〜〜せんせいがアホらしいもんっ」
お。
なんかとてもリラックスしてきたね。

楽しい絵本のあとは…
「お茶いれたんで、よかったらどうぞ」
海月文庫のオーナーさんが
お茶とお菓子でおもてなしをしてくださいました。
お腹がすいていたこともあって、二人ともがっつきました。
「こっちもよかったら食べてね」
テーブルにはたくさんのおやつが並んでいます。
「おかあさん…こっちのおやつはえんりょしておいたほうがいいんかな」
普段、おやつはあまり食べない娘がほしいと思うなんて…
よっぽどほしかったんでしょうね。
「どうぞって言ってくださったからいいよ。よばれたら？」
「え…いいかな…おかあさんはたべない？」
「おかあさんはいいよ。かわりにたべておいしいかどうかおしえて」
「うん！」

一心不乱にチョコのおやつを食べる娘。
手も口もチョコだらけ。
「ティッシュあるよ。手を洗う？」
とオーナーさん。
「だいじょうぶ！」
と娘。

帰り道、娘は言いました。
「みんな、やさしかったね。
やさしいおとなばっかりやった。
たのしかったな。」
「おかあさんもとっても楽しかったわ。
中川さんにも会えたし、
絵もいっぱい見られたし、
絵本も買えたし。
何よりあなたがついてきてくれたからね。
ありがとう。」
「こちらこそ！あ、今なんじ！！？」
「うわ！もう５時まわってる。帰ったら６時過ぎちゃうかな。
おともだちとあそべないかもしれない！！！（確信犯ですが…）」
「ううん、いいの。
きょうはおかあさんといっしょにこれてよかった！
楽しかった。
ありがとう！」

二人で飛行機を見ながらかえりましたとさ。

そう、そう言えば彼女は
おやつを食べたあと
芳名帳に名前と感想を書いていました。

たしかこんな内容でした。
「おもしろい　えを　
ありがとうございます。
またきます。」

娘と私がうしろ向きでいますよ↓
中川さんのページはこちら。

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