「かみさまはみててくれたんだね」娘のお正月の思い出
2014年 01月 13日
私の提案で家族はこのお正月
京都から静岡へ、
静岡からびゅんと山口へ動き、
もうすぐ99歳になるひいばあちゃんに会いにいってきました。
赤ちゃんの頃から会ってなかったひいばあちゃん。
まだまだ元気いっぱい喜んでくれました!
娘をだっこしたりずっと笑顔。
せっかくなので
昔の話などを聞いたのですが
昔のことは苦労の連続で悲しいできごとばかりだったようで…
「じゃあうれしいことはなんだったの?」
と私が聞くと
「さあ…うれしいことなんか…
嫁ぎたくなかった所に嫁に行って、
姑さんは意地悪くて…
泣かない夜はなかったんよ」
でも今はここにたくさんお友達もできて
カラオケしたり手芸をしたりと楽しんでいるおばあちゃん。
「今が一番 楽しいのかな、おばあちゃん…」
と私。
家に帰って娘は言いました。
「ひいおばあちゃん結婚したくなかったんだね」
「そうやね」
「でも結婚したからおばあちゃんが生まれたん」
「そうおばあちゃんが結婚したからお父さんが生まれた」
「お父さんが結婚したからわたしが生まれた…」
「ひいおばあちゃん、苦労したんやねえ。
ひいじいちゃんはすぐに事故で死んじゃったから。
苦労して苦労して4人の子供を育てはったんやねえ…」
「そっか。
ということは…
かみさまはずっと
ひいばあちゃんのことみててくれたんやね。
だって今、
とってもたのしいって言ってはったやろ!」
「…そうかもね…」
ケアハウスの外まで見送って
娘に大きな声で言ってたひいばあちゃん。
来年は100歳です。
「小学校に行ったら勉強がんばること!!!」
「うん!!!がんばる!」
店主トノイケミキのお正月は
おだやかであたたかでした。
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