娘9際が、この「ほしじいたけほしばあたけ」をすごく気に入りました。10年前のわたしなら、ぱっと見の食わず嫌いで手に取らなかったかもしれませんが「絵本ちゃん」がすすめてくださっている本ならば、読まなわいわけにはいきません。
設定もおもしろいけど、この二人、ええ味が出ています。いや、ええ出汁が出るの間違いかな。
「なまのしいたけにはない、えいようがうまみがあります。」と書いてあったくだりで「はっ」と気付きました。わたしの本もそうかな〜〜〜って思って。
わたしは以前に「カナリヤ手帖」という本を書いています。
12年も前に書いた本です。
2年のできごとを1年でまとめて起業して3年で出しました。
そして今回「雑貨店おやつへようこを」は、ほぼ10年分を2年かけてまとめました。
それぞれ、自分でもええ本ができたと思っていますが、
人に説明するときに
「カナリヤ手帖」は「なまのフルーツ」で
「雑貨店おやつへようこを」は「ドライフルーツ」ですと。
なまはなまでおいしいんですが、
ドライはうまみがぎゅっとつまっていて、なまにはないえいようがあります。
時間をかけているので、水分は失われているけれど。
どちらがよいかというのは、お好みかもしれませんが、
わたしはドライフルーツのほうが好きです。
保存もきいて、使いたいときに使えるから。
もしかして、人間もそうなのかなあ〜。
年を重ねるにつれて水分はとんでいってしわしわになりますが、
うまみはぎゅっと凝縮されているのかなあ。
この絵本を読んで、そんなことを思いました。
「読んで作って遊ぶ!本と紙」
本と紙の魅力をあなたといっしょに味わう一ヶ月
11:00~18:00
※金曜日のみ ~20:00
<期間中のお休み4月27日、5月4日、11日>